めんそーれー

[ようこそ、いらっしゃい]

めんそーれー那覇空港や国際通りなど、うちなーの観光地でよく見かける“うちなーぐち”(沖縄方言)です。英語の「ウェルカム(welcome)」と同様で、歓迎と表したいときに、ぴったりで「いらっしゃい」と威勢よくお客様を迎えたいときに使っています。
「めんせーん(めんしぇーん)」は「来る」の敬語で、命令形が「めんそーり」[おいでなさい]となり、さらに、それを柔らかくしたのが「めんそーれー」になっています。

厳密に言えば「めんそーれー」は[おいでなさい]という意味なので、[いらっしゃい]とは違います。例えば、自分が外で知り合いに出会い、自宅へ遊びに誘う時に「めんそーれー」[おいでなさい]という言い方はあっていますが、自宅にいるときに「めんそーれー」[おいでなさい]と言うのは変なのです。もう到着しているのに[おいでなさい]と言われても…。
「めんそーれー」が[いらっしゃい]と認識されるようになったのは、1975年の沖縄海洋博のキャッチコピー「めんそーれ沖縄」で使われるようになってからです。観光業的には、この戦略は成功と言えるでしょうが、副作用として言葉の意味は変化してしまいました。

◇例文

はいさい、めんそーれー play
[はぁい、いらっしゃい]
(お客様を迎えるとき)
「はいたい、めんそーれー」とは、聞いたことないな~(^^ゞ)

またん、めんそーれー
[また、いらっしゃい]
(お客様を送り出すときのさよなら的言葉)

めんせーん play
[おいでになる]

めんせーんが・やー
[おいでになるでしょうか?]

だー、おとーは・めんそーらに play
[ね、お父さんは、いないの?]

まーんかい、めんそーちゃが? play
[どちらへ、出かけたの?]

めんそーち・くぃみそーり play
[いらっしゃってください]

◇うちなーぐち・沖縄方言・手動連続再生

うちなーぐち・ウチナーグチ・沖縄方言・手動連続再生

◇メモ

沖縄国際海洋博覧会沖縄国際海洋博覧会は、1975年に沖縄県の本土復帰記念事業として開催されました。

目標450万人に対し最終的には約349万人と予想を大幅に下回っため、海洋博を当て込んで過剰投資を行った建設業などの倒産を引き起こし、沖縄では「海洋博不況」と呼ばれる深刻な経済不況に陥りました。復帰直後の「起爆剤」ならぬ「自爆剤」とまで比喩されたほどです。

その後、国営沖縄海洋博記念公園として整備されました。特に、復帰30周年事業として2002年にオープンした「美ら海水族館」が、現在沖縄観光の目玉として賑わっています。