ちゅー・うがなびら – 沖縄の心(しまぬくくる) 「うちなーぐち・ウチナーグチ・島言葉・沖縄方言」の紹介


[こんにちは]

ちゅー・うがなびらちゅー=今日
うがむん=拝(おが)む
「今日拝なびら」を直訳すると[今日お目にかかります]ということから、「こんにちは」と訳される“うちなーぐち”(沖縄方言)です。

「うがむん」は、(1)拝(おが)む、(2)「んーじゅん」[見る]の敬語で、拝見する、お目にかかるという意味です。…ですので、目上の人に対して使う「こんにちは」になり、「はいさい・はいたい」より丁寧な挨拶となります。

「拝(おが)む」とは、顔や胸の前で手のひらと指を合わせて、仏・菩薩などを拝む仏教の礼法をいいます。ちなみに、沖縄では「うがんじゅ(拝所)」と呼ばれる加護や繁栄を祈願する場所があり、多くは神が依りついたとされる聖域となっています。うちなー版パワースポットといったところでしょうか…。

◇例文

はいさい、ちゅー・うがなびら play
[はぁい、こんにちは]

はいさい、ぐすーよー・ちゅー・うがなびら play
[こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?]
ぐすーよー=皆さん(大勢の人に呼びかける言葉)

うがまち・うたびみそーり play
[拝見させて下さい]
うたびみそーり=~してください

ちゅーや、いー・うふぁなし・うがなびたん play
[今日は、いい話を伺いました]

◇うちなーぐち・沖縄方言・手動連続再生

うちなーぐち・ウチナーグチ・沖縄方言・手動連続再生

◇メモ

うがんじゅ(拝所)パワースポット(power spot)とは、地球に点在する特別な「場」のことで、エネルギースポット、スピリチュアルスポットなどともよばれます。日本では「聖地」「霊場」といい、その場所に行くことによって、不思議な力を感じたり、元気になったり、健康になったりするような気がするそうです。

いわゆる自然崇拝や信仰の対象となる場所で、大きな岩や湧き水、滝、洞窟などがあることが多く、最近では神社なども該当するようです。