じょーとー

[上等、優れて良いもの]

じょーとー!上等(じょーとー)は、「優れたもの、りっぱなもの、優秀なもの」というよ意味ですが沖縄では、「じょーとー」の範囲が広く、普通より良ければ「じょーとー」であり、広い意味で使える便利な言葉で、“うちなーぐち”(沖縄方言)の定番中の定番の言葉になっています。

日本語では主にに対して使われ、かなり品質の高いものをいい、よっぽどのことがない限り、なかなか言わない言葉のようですが、沖縄では、かなり頻繁に「じょーとー」が使われ、心から「上等」と思って使うこともあれば、軽く「いいんじゃないの~」程度の相づち代わりに「じょーとー、じょーとー」と言います。

対象となるのは、物に対してだけではなく、「あの子の性格、じょーとー・よぉ」とも言うし、「今度、親を旅行に連れて行くんですよ」という行為に対しても「じょーとー・さぁ」と答えます。健康診断で医者に「じょーとー」と言われても、とても健康ですという意味ではなくて、オッケー程度の健康というくらいのニュアンスの場合もありますから、しっかり医者にはご確認くださいね。

また、「じょーとー」には、英語でいう“Don’t mind”(ドンマイ)、「気にするな、心配するな」という意味で使われます。誰かがちょっとした失敗をしたときに、「じょーとー」と声をかけて励まします。失敗したけど、その経験は「じょーとー」であり、「これからの人生の役に立つよ」というふうに感じられます。

物事には良い・悪いがありますが、沖縄でも「じょーとー・やっさー」or「やなー・やっさー」とはっきり意思表示をしますが、年配の“うちなーんちゅ”=おじぃ・おばぁ・たーの価値感覚として、どんなにつまらないものでも、「じょーとー・さー」ということが多いです。はっきり良い悪いを分けるより、「てーげー」[いい加減]な言葉として、何でもかんでも「じょーとー・さー」で片づけてしまう“おおらかさ”が感じられます。言われた方は、そうかなと気分が良くなるのが不思議なもんです。(うちなー限定?!?)

◇やまとことぅば的例文

この服、じょーとー・やっさー

お魚屋さんで、「おじさん、じょーとー魚からお願いねー」
うり、じょーとー・やさ!
[これ、いいもんだよ]

今日の天気は、じょーとー!

髪切ったのぉー? じょーとー・さー。 似合ってるよー

あいっ、おまえのペン、じょーとー・だなー。 どこで買ったばー?

やさしい男が、いっぺー・じょーとー・よー

あの子、じょーとー・さー
[あの子は上等だね → いい子だね]

彼氏と別れたって!
じょーとー・さー

◇例文

じょーとー! じょーとー!
[いいよ、いいよ]

じょーとー・やー
[いいよねぇー](同意を求める感じ)

じょーとー・さー
[いいねぇー](軽い主張をしている感じ)

でーじ・じょーとー!
[とても、いいねぇー]

いっぺー・じょーとー!
[とても、いいものだねー」(年配の方の言い方)

しに・じょーとー!
[とても、いいねぇー](中高生が使う、あまり品がない言い方)

じょーとー・な、むん・やっさー
[上等のものだねぇ]

じょーとー・から、こーいん・どー
[上等なものから、買うんだよ]

うさぎ・むのー、じょーとー・から、いらでぃ・うさぎーぶさん
[お供え品は、いいものから、選んでお供えする]
うさぎーん=差し上げる、お供えする
いらぶん=選ぶ、選定する

◇メモ

沖縄で、「ふつうの上等」というキャッチフレーズで親しまれている泡盛もあります。
ヘリオス酒造株式会社の「轟(とどろき)」です。
山口百恵!?での替え歌で、古くさい昭和が漂うCMですが、インパクトはあります。
普通に飲みやすく、普通に美味しい「じょーとーの泡盛」!