いー・そーぐゎち・でーびる – 沖縄の心(しまぬくくる) 「うちなーぐち・ウチナーグチ・島言葉・沖縄方言」の紹介


[よい正月でございます]

いー・そーぐゎち・でーびる

そーぐゎち=正月
意訳=新年明けましておめでとうございます
「いー・そーぐゎち・でーびる」は、うちなーぐちでの新年の挨拶になります。

沖縄の正月は復帰前までは、どの家庭でも旧正で祝っていましたが、時代の移り変わりで、現在は新暦の正が主流となってきています。糸満や離島など特に漁村の地域では、まだ旧正月を祝う習慣が残っています。

正月には、テレビやラジオで特別番組として、沖縄民謡がよく流れます。
ちなみに、お盆に関しては、正月とは違い完全に旧暦のままで実施中です。

◇関連語

はちか・そーぐゎち play
[二十日正月]
旧暦1月20日のこと。この日までが正月とされ、「うわい・そーぐゎち」[終わり正月]ともいい、「たーぅんむ・にー」[田芋煮]などを作り仏壇に供えます。

そーぐゎち・びーさ
[旧正月の頃の寒さ]

そーぐゎち・われー
[正月笑い、正月の浮き浮きした気分]
正月ではないが家族がにぎやかに団笑していること。ふだんの日でも、いい意味で使う。福笑い。

◇例文

いー・そーぐゎち・でーびる play
[よい正月でございます]
明けましておめでとうございます

そーぐゎち・びーさっし、じゅんに・そーぐゎち・ぬ・ぐとーい・びーんやー play
[正月寒さになって、まったく正月のようですね]

そーぐゎち・われー・そーる・むんなー play
[正月笑いしているねー]

◇うちなーぐち・沖縄方言・手動連続再生

うちなーぐち・ウチナーグチ・沖縄方言・手動連続再生

◇メモ

オードブル【秘密のケンミンSHOW】で、沖縄県民は、お正月は「おせち料理」ではなく「オードブル」を食べる。とありました。正しいです!沖縄にはもともと「おせち料理」という習慣がありませんね~。もちろん、ご馳走はたくさん作りますよ。

でも、一般的にはスーパーや惣菜屋でオードブルを買ってくるのが多くなっています。正月だけでなく、盆や 清明祭(シーミー)その他のお祝い事などでもだいたいオードブルが多いです。