しわ – 沖縄の心(しまぬくくる) 「うちなーぐち・ウチナーグチ・島言葉・沖縄方言」の紹介


[心配]

しわ=心配「しわ」は、[心配]という意味の“うちなーぐち”(沖縄方言)です。
共通語では“顔のしわ・たるみ”の「しわ」ですが、“うちなーぐち”の「しわ」は、「世話(せわ)」の“面倒をみること”が転意して、「心配(しわ)」になっています。

沖縄では、「しわ・さんけー」とよく使う言い回しで、「くよくよするな」という意味でよく使われます。

◇関連語

しわすん
[心配する]

しわさー
[心配性の人、心配事が絶えない人]

しわぐとぅ
[心配事]

◇例文

しわ・さんけー、なんくるないさ
[心配しないで、どうにかなるよ]

ちゃー・しわ・そーん
[いつも心配している]

しわ・ねーらん
[心配ないよ]

しわー・ねーやびらん
[心配はないです](丁寧語)

うやー、しわするむん・やんどー
[親は心配するものなんだよ]

てーふー・や、しわそーたしが、 ひんぎたーんやー
[台風は心配していたが、逃げましたね]

ちゃー・うや・びけーん、しわ・しみてぃ、うや・ふこーぬ・わらべー
[いつも親ばかり心配させて、親不孝の子どもです]

っくゎ・むちぇー、ゆるくびん・うふさしが、しわん・うふさん
[子持ちは、喜びも多いけど、心配も多い]

しわぐとぅ・ぬ・あいびーん
[心配事があります、困ったことがあります]

しわぐとぅ、びけーん・やさ
[心配事ばかりだ]

どぅー・ぬ、しわせー
[自分の心配をしろ]

◇メモ

心配事の9割は起こらない「心配事の9割は起こらない」 枡野俊明(著)

これから起こる「かも」しれないことで、心配になったり不安になったり・・・誰でありますが、でもその心配事の9割は、実際には起こらない「取り越し苦労」に終わるそうです。

悩むより動く――そのほうが物事は絶対うまくいく
人と比べない――“妄想”の9割はこれで消える
・前向きに受け取る――幸せかどうかは、あなたが決める
「お先にどうぞ」――求めない、あせらない、こだわらない
「朝」を大切にする――心に余裕をつくる最善の方法
余計なことを調べない――情報の“暴飲暴食”はやめる
「競争」から離れてみる――禅的「不安の遠ざけ方」

心配事は来たときに悩みましょう!
「しわ・さんけー、なんくるないさ」