2月 7 2013
どぅーちゅい
[自分一人、ひとりだけ]
「どぅー」[自分]+「ちゅい」[一人]で、自分一人という意味になります。
似たような使い方で、
「わんちゅい」[俺一人、俺だけ]
「いゃーちゅい」[おまえ一人、おまえだけ]
も、よく使われる“うちなーぐち”(沖縄方言)ですが、あまりいい表現ではないですね。
◇関連語
どぅーちゅい・あっち
[一人歩き]
どぅーちゅい・むにー
[独り言、ひとりごと]
どぅーちゅい・われー
[ひとり笑い]
◇例文
どぅーちゅい、へーべーとぅ、いちゅたん
[一人だけ、早々と行きよった]
あぬ・わらばー・や、どーちゅい・あしび・そーん
[あの子どもは、ひとり遊びしている]
どぅーちゅい・あっちっし、まーまでぃ・いちゅん
[一人歩きして、どこまでも行く]
ふりむん・ぐとぅ、どぅーちゅい・むにー、さんけー
[きちがいのように、独り言はやめておけ]
どぅーちゅい・むのー、とぅし・とぅいねー、さびっさん・よー
[独り者は、年取ったら、寂しいよ]
むん+やー → “むのー”に言いやすく変化する
あれー、どぅーちゅい・われー・ぬ・うふくなとーん
[あれ(彼)は、一人笑いが多くなっている]
◇うちなーぐち・沖縄方言・手動連続再生
◇メモ
ここでは、“どぅーちゅい・むにー”の「独り言」にスポットを当てていきます。
“どぅーちゅい・むにー”している人をみると、なんか、ちょっと危ない人?と思ってしまいます。
しかし、勉強や仕事に集中している“どぅーちゅい・むにー”は、内と外との自分との対話をすることで、自己肯定感を感じ、自尊心を保つことに繋がっているそうです。「あれっ?こんなかな?」「あっ、そうか」「ばっぺーた」[間違えた]「上等ー!」・・・などの“どぅーちゅい・むにー”で、自分をキープしていると思って、多少は目をつぶってあげましょう。
ただし、無意味な独り言を続ける人には注意しましょう。