アメリカ世(ゆー)から復帰40年

5月15日

復帰40年本日は、沖縄が復帰して40年です。
1972年(昭和47年)5月15日に、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還されたわけです。私“なつかシーサー”も、まだ4歳のころ、復帰当時の記憶もあるはずもなく、「ドル」を使ったことも覚えていませんが、この日を考えることは沖縄を考えることだと思っています。
「慰霊の日」のように休みではないため、この5月15日が沖縄にとってどんな日なのか「うちなーんちゅ」でも、知らない人・子供も多くなっているようです。沖縄県民なら「沖縄戦」と共に忘れてはならない歴史の日ですよね~。

アメリカ世(あめりかゆー)

アメリカ世(ゆー)から復帰40年“うちなーぐち”(沖縄方言)サイトの観点からとして、この言葉を選びました。「アメリカ世(あめりかゆー)」とは、沖縄の米軍統治時代のことをいいます。
沖縄戦終結の1945年から日本復帰の1972年までのアメリカ施政権下にあった27年間のことです。
ちなみに、小さな島国の琉球は、支配者がたびたび入れ替わった歴史があり、それぞれ時代を「***世(ゆー)」というように表現しているのです。
沖縄民謡に「時代の流れ」(嘉手苅林昌)で、 「♪唐の世から 大和の世 大和の世から アメリカ世 ひるまさ変たる 此ぬ沖縄(うちなー)」というのがあり、「♪中国の世から大和の世、大和の世からアメリカ世 不思議に変わったこの沖縄」という意味なんですね。

唐の世 中国に朝貢して臣従していた時代
大和の世 薩摩侵略(1609年)・琉球処分(1872年)では、薩摩支配・日本政府の統治下の時代
アメリカ世 戦後のアメリカ軍統治時代

ドーベルマン刑事/ 沖縄コネクション編

ドーベルマン刑事/ 沖縄コネクション編小学校高学年のころに、「ドーベルマン刑事/沖縄コネクション編」を読んで、アメリカ世・米軍基地の怖さ・現状に衝撃を受けました。
まだニュースや新聞も見ない子供でしたし、沖縄に住んでいるといっても、嘉手納町・沖縄市(コザ)・宜野湾市・金武町のように基地とは密接な地域ではなかったので、基地の現状を知ることもない小学時代…。
自分の住んでいる沖縄の基地問題を漫画から知るのは、恥ずかしい限りですが、事実なんです。 😳
ドーベルマン刑事/ 沖縄コネクション編今回、改めて、「沖縄コネクション編」を読んでみると、
・基地からの麻薬・銃器の流出
・どこまでも続く基地の金網
・住民への暴行事件
・本土から切り離された沖縄での人権侵害
・基地に依存せざるおえない基地の町
・帝王として絶大な権限を握っていた高等弁務官
など、その当時のことをきちんと描いていて、沖縄県民の悲しみ・怒りの心情を見事に表現していています。米軍の犯罪行為に立ち向かっていくバイオレンスアクション漫画として、よく練られています。

原作は「北斗の拳」武論尊、作画は「ブラック・エンジェルズ」「マーダーライセンス牙」平松伸二で、「週刊少年ジャンプ」に連載(1975~1979年)。レンタル本やマンガ喫茶などで、読む機会があれば、読んでください。

日本復帰・祖国復帰

日本復帰・祖国復帰ウィキペディアの「沖縄返還」を読むと、アメリカでは冷戦・ベトナム戦争、日本では安保闘争、沖縄ではコザ暴動があった時期に、米軍基地を残したままの条件付きではあったものの「沖縄返還」が実現したのは、歴史の流れだったのかなと、冷静に読んでしまいました。
長い沖縄の歴史からみて、「琉球王国」「薩摩侵略」「琉球処分」から考えると、日本復帰、祖国復帰という言葉に、違和感も感じます。沖縄にとって本来の祖国は「琉球王国」なのかな…と。自分は琉球としての独立を支持するわけではないですが、沖縄・琉球の複雑な歴史を考えすぎているのか、モヤモヤ感は残ります。理想と現実のギャップはありますが、復帰するまでの過去を知ることによって、これからの沖縄を考えていければと思います。