黄金言葉

行逢りば兄弟

いちゃりば・ちょーでー

うちなーぐち・ウチナーグチ・沖縄方言・黄金言葉

[出会えば兄弟]

行逢りば兄弟(いちゃりば・ちょーでー)いちゃいん=行き会う、出会う
ちょーでー=兄弟・姉妹、通常は「ちょーれー」の発音が多い
「一度会えば兄弟のように親身に接する」と言う意味で、「人類みな兄弟」と「一期一会」という言葉をあわせたニュアンスです。
沖縄では横のつながりが強く、沖縄の人々の深い人情や温かさを表しています。また歴史的にみれば、琉球王国時代に異国と親しく付き合う必要性から、異文化と共に歩んでいこうとする意志の表れでもあると思われます。

出会いは人にとってかけがえのない財産となります。
その出会いが人生を大きく左右するといっても過言ではありません。
出逢いに感謝出会いを大切に、そして、出会ったを大事に。
出会いはひょんなことから一瞬で始まることもある。
出会いがつながり、大きな輪のようにどんどん広がっていける世の中にしたいものです。
ただ毎日何となく人と接するのではなく、「今」巡り合わせてくれているご縁を大切に過ごしていきましょう。

◇類義語・ことわざ・言い回し

「一期一会 (いちごいちえ)」
「袖振り合うも多生の縁」
「一河の流れを汲むも多生の縁」
「世界は一家 人類みな兄弟」 by 笹川良一

◇メモ

行逢りば兄弟 (いちゃりば・ちょーでー)
何 隔てぬあが (ぬー・ふぃだてぃぬ・あが)
語れ遊ば (かたれー・あしば)
[出会えば兄弟 何の隔てがあるか(隔たりなんか無いよ) 語らい遊ぼう(酒を飲んで語り、歌い、踊りましょう)]
兄弟小節(ちょうでぇぐゎぶし)これは、沖縄民謡『兄弟小節(ちょうでぇぐゎぶし)』(作詞:前川朝昭/作曲:屋良朝久)の歌詞の一部です。その歌碑が、与那原町の東浜(あがりはま)にあり、こう記されています。
この台詞は、沖縄の先人たちが常に持ち合わせていた美しい心である。「諸人万民は皆兄弟と思い慈しみ合いなさい」との先人の教えで、万人友好と永久平和を愛する願望である。

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命どぅ宝

ぬち・どぅ・たから

うちなーぐち・ウチナーグチ・沖縄方言・黄金言葉

[命こそ宝]

命どぅ宝ぬち=命
生命は何よりも大切なもの、命こそが尊い一番大事な宝である。命を粗末にするな。という意味です。

今、この時を「生きている」。どんな状況であれ・・・今ここに自分が生きている。
今ここに存在することで、天命を生きています。
そして、「天命」輝くような生き方を目指すことが、「人生」の目標なのではないでしょうか。

「命さえあれば、生きてさえいれば、前に進める。」
「命さえあれば、どんな希望でも見えてくる。」
「命さえあれば、それだけで、幸せ。」

平和の礎沖縄では、太平洋戦争での沖縄戦(1945年・昭和20年)において、日米軍人及び民間人を合わせた地上戦で、戦没者が約20万人と言われています。そのうち、沖縄県民の犠牲者が約15万人(当時の沖縄人口が約57万)であり、県民の4人に1人が犠牲となったことになります。米軍攻撃だけではなく、集団自決、日本軍の住民殺害、マラリヤによる病死などによる悲惨な歴史があるからこそ、「死んでしまってはおしまい」「生きてこそ世のため、人のためにもなる」・・・命の重みが、『命どぅ宝』に託されています。

命どぅ宝

『命どぅ宝』
今では、反戦以外でも、「交通安全週間」等のキャッチコピーでも使われ、暴走行為飲酒運転による命を粗末にする行為をやめようということでも、使われています。

また、豊かで平和な日本において、学校や会社でのいじめ、家庭内の虐待・暴力鬱病、そして自殺と、不健全な病んだ社会になり、『命』を粗末にする行為も、たびたび起きてます。

ここ沖縄で、男性の自殺率は、ここ数年、全国上位の状況が続いています。女性の自殺率を非常に低いそうで、ここでも、うちなー女性が強いデータがでていて、うちなー男性は打たれ弱すぎなのかもしれません。

悩まない人なんて、また、悩みを抱えない人なんて、この世にはいません。あなただけではない。
「これも人生にとって何か必要なことかも知れない。
死ぬわけじゃないから、やれるだけのことはやろう。

『命』は、自分だけのものではない!ことも、『命どぅ宝』なのです。

◇類義語・ことわざ・言い回し

「命に過ぎたる宝なし」

「命は宝の宝」

「死んで花実が咲くものか」

「命あっての物種」

「人生、生きているだけで丸儲け」 by 明石家さんま

◇YouTube

『ぬちどぅ宝~ぬちどぅたから~』という曲です。
沖縄出身アーティストの東風平 高根(こちひら たかね)は、全国で三線ライブを全国各地で行っています。
東風平高根OfficialWebSiteは、こちら~

◇メモ

戦さ世んしまち
みるく世ややがて
嘆くなよ臣下
命どぅ宝

「戦の時代は終わった。やがて、平和で豊かな時代がやって来るだろう。嘆くな、臣下。命こそ宝(命を粗末にはするな)。」

この言葉は琉球王朝最後の国王である尚泰が、琉球処分で首里城を明け渡すときに民の前で歌った琉歌(和歌とは違い8、8、8、6という字数、リズムに柔らかさがある)とされていますが、歴史的事実ではなく、「首里城明渡し」という沖縄芝居の中で歌われたようです。
フィクションではありますが、芝居の中から、一般に広まり今に至ります。
平和を希求する沖縄の心を表す言葉として、いつまでも語られていくと思います。

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黄金言葉

[くがに・くとぅば]

くがに・くとぅば(黄金言葉)“うちなーぐち”(沖縄方言)の紹介サイトとして開始して、はや10ヶ月が経過してました。挨拶・会話で使われる言葉を中心に伝えてきましたが、一つのコーナーとして、“くがに・くとぅば”(黄金言葉)を、ちょくちょく紹介していきます。

『命どぅ宝』 (ぬち・どぅ・たから)

『行逢りば 兄弟』 (いちゃりば・ちょーでー)

『家習れー 外習れー』 (やーなれー・ふかなれー)

沖縄ではよく聞かれる“うちなーぐち”(沖縄方言)ですが、これらの言葉が、“くがに・くとぅば”(黄金言葉)と言われることをまったく知りませんでした。
(“うちなーんちゅ”として、40数年も住んでいるのに・・・)

“くがに”とは、黄金の「こがね」のことですが、諺(ことわざ)を「黄金言葉」という表現にする昔の“うちなーんちゅ”は、大胆だなと思いました。

沖縄の風土“くがに・くとぅば”(黄金言葉)は、沖縄独特の風土のなかで、祖先の知恵と体験の中から生まれてきた“うちなーぐち”です。
“うちなー”で“うちなーんちゅ”のために、語り継がれてきた知恵と教訓がつまった言葉で、学問的な諺(ことわざ)ではなく、親が子供を戒める為に使う言葉であったり、人と人との関係、地域社会で培われた「教え」の言葉になっています。

言葉は、「言霊(ことだま)」

その意味“ちむぐくる”[心・精神]を理解し、“うちなーぐち”を通して、未来を担う子ども達に伝えたい言葉です。

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